シカナタシュラン

ひらせの日記です、大層なこと無いです。世の中が普通の人が抱えている「仕方ない」をなんとかしたい。

20200220

「優しさとは」

信号を渡らずにいるお年寄りに手を貸すのは優しさか。

はたまた恋人に対して無償の行いをするのは優しさか。

優しさとはそこに自分の意思があるのか、ないのかなのか。

偽りの優しさは個人に対して持続しない。

自分らしさ、それらを含む様々な欠員が時に相手に不釣り合いな愛情をもたらすのかもしれない。

優しさとは無償の愛で、慈愛であるのか?

己の生き方は、愛で溢れているのか。それ以上に欲に塗れた人生なのか。

20190905.新しい地図

「塗りマップ」

塗り絵を完成させて自分だけの地図を作る

地図の原本は薄くリード線だけ引いている。

できた地図には通ったルートと、行った場所、お気に入りの風景や出来事を書き込む。

地図はアーカイブとしてインターネットで不特定多数の人と共有できる。

 

 

 

20190723.風致地区


・都市部の緑化効果

景観・防災・環境・レクリエーションの4大機能が挙げられる。

都市の大半を占めるものは、居住地。開発によって既存緑地が減少するが特に大規模の開発(ここでは集合住宅)によっては面積に対する緑地の割合が少ない傾向にあるため、計画段階での緑地の保全を推進していく必要がある。

緑地の保全と都市化において、1919年の旧都市計画から整備された風致地区は豊かな樹林地や自然景観に富める地域を対象に緑地の保全を行う用途地域の1つとして重要な位置付けを占めるものである。

 


風致地区の課題

他の緑地保全・緑化推進に関するもの(特別緑地保全地区等)に比べ、建築行為を規制する包括的な制度であることから、緑化保全に直接的につながる担保力は低いと考えられる。 

 

・コメント

風致地区と一口に言っても日本各地に広がる風致地区の景観的特徴は様々であると考える。上記するように建築行為に対する緑地の保全に関しては、健全な建築計画。つまりは住民意識として緑化を進めながら豊かな居住空間を形成するプロセスづくりが至っていないのではないかと考える。

また近年の課題として活発な建設行為のほか、高齢化による空き家の増加により居住空間自体の減少、質の低下がもたらす景観阻害も議論すべき点であると考える。

今現在の建築行為に対して、建てることの業務形態が居住者と共にあるとは言いづらい。自分が住む地域、家、その環境に対し意識付けを行うには不動産的な建築売買からの脱却が必要ではないだろうか。

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20190719.今一度環境を考えて

「環境を守る」ということはどういうことか.尾崎周二他.岩浪書店

 


・環境とは何か?

社会環境と自然環境に依存する人間。社会環境の反応が自然環境を破壊、社会環境をもシステムダウンさせる。

環境問題を捉えるには自然だけでなく人間社会の問題も複雑に絡み合うことを理解し、多元的アプローチを試みる。

全ての生き物に、それぞれの環境がある。

ある生物がもたらした影響が生態系を破壊するとして、その後その影響物資が新たな生物誕生のキーファクターになるのであれば、環境を破壊したとは誰の視点でも同じことが言えるのだろうか。

 


・内在的価値観

そのモノコトがもたらす影響や関係とは直接関わりはないが、モノコト自体に価値を見出せること。蒐集は行うことに価値を見出す。自然は守られるべき、崇めるべきという思想も内在的価値観。

環境保全のために人間がどうあるべきかを問い続けること。

社会システム、近代的発展からの脱却が新しい自然に対する価値観を生む。

 


・自然の価値

自然の価値について分類すると普遍的価値(守られるべき、内在的な価値観)と多元的価値(人間社会形成において必要な資源利用など)に分かれる。

ただ守るべき存在として自然を理解するだけでは浅い。既に多元的価値の中、自然が我々の生活を担保していることを踏まえること。両方の価値観をもつ。倫理観と道徳観の共生。自然保護的価値観と人間環境担保機能の理解。バランスが大事。

 


・環境を思想する

環境思想はどこでもだれでもできる。日常に環境が潜む。カブトムシは採集から購入へとなったことも日常に潜む環境思想の手がかり。

 


・自然の社会化

自然の利用、つまり労働になる自然は社会へ取り込まれた。

文化でも社会性に従って自然の価値も変わる。←多元的価値観が生まれた?

牛はある地域では聖。ある地域では家畜産業。

人間も自然と捉えれば、社会化(近代)するとこで都市に飲み込まれた自然といえる。

より良い自然の社会化として、里山が挙げられる。里山は奥山、里山、里とグラデーションする社会性と自然の密度が関係しあうことで循環する。

薪を作るために里山をつくり、里山は奥山との境をつくり伐採による栄養を供給するシステムなど。

つまり労働が近代化したことで、自然の社会化が変貌をとげ、自然循環が破壊されたといえる。

 


・新しい循環

先述したとおり、自然環境に対し、我々の社会性の変化を必要とすることが保全につながる。循環システムも里山の社会へ戻ることが理想ではない。既に新しい社会に馴染んだ我々が回帰することは難しいからである。

そこで新たな循環を構築する必要がある。

筆者はここで「商品化」をやめることを提言している。人間も奴隷制度をやめ、社会における一つの経営システムを変化させ倫理観と道徳観を変化させた。

同じく自然も商品化しないこと。買わない売らない。恩恵として共有する視点が必要と述べた。

/クラウスエーダー[自然の社会化」法政大学

/室田武「物質循環のエコロジー晃洋書房

 


・持続可能な発展

今を生きるものの公平的な発展と将来への発展を見越す。

見えないもの、ことを想う目を鍛える。

 


感想

ランドスケープを学ぶ中で自然と人の共生の重要性を理解していたが。社会環境という新しいワードを受け、人間の環境、今の社会システムをどう変化させるか。ランドスケープで言うところの参画手法やコミュニティデザインといった分野の必要性を改めて認識した。

同じく環境を捉える上で「生物多様性」「生態系保全」という大きくも全ての倫理にかなうか疑わしい説論を学べまたことが非常に良い体験となった。

私たちの身近な生活に潜む違和感を紐解くことで自然環境を含めた共生の道を歩いていきたい。

 

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201907111.コンテクストの深みを泳いで

ランドスケープ的視点からみると

アセスメント、リサーチが課題を発見することで全体のプラン、デザイン、そしてマネジメントまでの一貫した計画論が存在する‥とされている。

 

まちづくりオーラルヒストリーは、上記の手順における課題発見の手法として考えられる。

いわゆる地域に根付いた、あるいは生まれてしまった「地域遺伝子」を読み解くことで現在まで積層した風景のありかを探ることができる。

 

オーラルヒストリーは、過去から現在までを回顧することで未来へ繋ぐコンテクストである一方、現代社会が抱える課題やそれに立ち向かう解決しようとする各種事案の発生経緯を読み解き、「名付け」を行うことで手法論の位置付けが可能となるとも学べた。

 

ランドスケープが関与する上記の一連のプロセスは、発生した課題や事象に対する対処、解決策として用いられるが手法論の位置付けまでに至る事例は少ない。

手法論の位置付けには限りのない成功例と失敗例、世論政治が関与すると考えるため所謂method(手法)が確立されるまでにはかなりの時間を要すると思われる。

 

しかしながら、特殊事例や成功事例を広報すること、共有すること。つまりは世に知らしめることは重要な位置づけを示すのではないのだろうか?

メディア、テクノロジーの進化によって私たちが触れる情報の量と種類が多様化する中で、ランドスケープのような時間軸とともに織りなす事象がどう社会へ認知され、社会を変革していくこどができるかが問われている。

 

今日学んだのは、

コンテクストを詠むこと。

そして何よりコンテクストを引き出すチカラも重要であり、それを事象として体系付けていくチカラ。というのも学んだ。

 

まちづくりの現場に身を置くものとして、根幹としてのランドスケープを学ぶ中で学問を抜け出し社会を変える術として私がこの業界に関わっていること。そして術をたくさんの人に伝える社会的責任があることを再認識できた。

 

武井壮さんの言っていた言葉である「どれだけ多くの人が求めていることをできるか、つまりは価値を共有できる人間がどれだけいるか」という言葉で閉めたいと思う。f:id:vegumnekun:20190711232032j:image

 

20190226.Bメロのアルコールリフレイン

生ビールと缶ビールの

黄金の泡と色欲を思い出すのは

いつも彼と過ごした無駄であり有益な時間だ

 

お互い違う道を歩めど

明日の不安や今日昨日の楽しみや愚痴を

サラリと流し込んてくれる

いつか旧友と呼べる存在であり

いつも隣で乾杯を交わす君へ

 

頑張ろうなんて

ありふれ過ぎて、そもそもすぎて

お互い会うだけで言葉なく

明日への気力を高め合える存在に

そうなれたことが少し離れたところで

生きあうことでわかった

 

彼の好きな揚げだしや赤ウインナーが

今日も黄金の泡とともに生き続けているのだろうか

 

戦う友がいる

闇を手探りで光を求める友がいる

それだけで明日が輝く

 

虚無しか生まなかった

学生時代のアルコールの蓄積が

今アルコールを持って消化していくようだ

 

諦めるなよ

背筋を伸ばして

一歩踏み出そうな

 

いつまでも金がなくても

笑いあって酒におぼれような

 

忘れないぜ

骨髄に染み込んだ友情を

語り継ぐぜ

お前の勇気も弱さも全部

 

どっかで頑張ってるお前を

いつも思い出すように

そうなれるようにそうあれるように

在りたい自分になれるように

明日からもよろしくf:id:vegumnekun:20190227001318j:image

20190220.持つべきものは手すりではなく

深夜23時を過ぎたJR学研都市線

人々は皆俯き加減で揺られている

 

スマホの光

容量を超えたアルコール

甘くたるい手をつなぐ二人

私もそんな深夜23時の小さな社会を作る

 

人はなぜ、こんなにも

完全な他人と呼べる存在を増やしたのか

そして、その人々と生活利便を図るために小さな小さな紐でつながっていることに気付かなくなってしまったのか

 

この無意識的にも

同じ社会を構成する人々とは

恐らく手を取り合い何かを成すことはないだろう

自分が生きていく中で出会える人間の少なさに気付かされる

 

今後

知り合い、関係人口が少ない人が多くなる

そして社会問題として取り上げられるのではないだろうか

もっともそうである自分を含め

いまの社会にはそんな人がごまんといるだろう

 

しかしながら

少子高齢化が進み

共助、互助を必要とする社会システムか

歌われるようになると

大事なのは「お金」より

「人脈」「信用」なんだろうか

 

まずキャッシュレス化が進み

お金は身につけるものから

隠すものに姿を変えている最中だ

 

人脈や信用なんてものは

本来見えない測れないものだったはずだが

SNSやユーチューブといった

数量的に人間を判断せざるを得ない

可能なプログラムの登場が

生きるために必要な要素をひっくり返してる

 

じゃあ普通の人はどうなるか

時代の変化に追いつけなかった人はどうなるか

 

新しい介助システムが必要なんだろうか

そもそもそうならない

10人中10人かそこそこ好きな人

それが可能とさせる村的措置が必要なんだろうか

 

見えない未来を想像する

それに対応する、破壊することが

難しいことであるが

今求められる力だということは

変革期に生きる自分にとって

課せられた課題だとは間違いなく感じているf:id:vegumnekun:20190221002618j:image