20190220.持つべきものは手すりではなく
深夜23時を過ぎたJR学研都市線
人々は皆俯き加減で揺られている
スマホの光
容量を超えたアルコール
甘くたるい手をつなぐ二人
私もそんな深夜23時の小さな社会を作る
人はなぜ、こんなにも
完全な他人と呼べる存在を増やしたのか
そして、その人々と生活利便を図るために小さな小さな紐でつながっていることに気付かなくなってしまったのか
この無意識的にも
同じ社会を構成する人々とは
恐らく手を取り合い何かを成すことはないだろう
自分が生きていく中で出会える人間の少なさに気付かされる
今後
知り合い、関係人口が少ない人が多くなる
そして社会問題として取り上げられるのではないだろうか
もっともそうである自分を含め
いまの社会にはそんな人がごまんといるだろう
しかしながら
少子高齢化が進み
共助、互助を必要とする社会システムか
歌われるようになると
大事なのは「お金」より
「人脈」「信用」なんだろうか
まずキャッシュレス化が進み
お金は身につけるものから
隠すものに姿を変えている最中だ
人脈や信用なんてものは
本来見えない測れないものだったはずだが
SNSやユーチューブといった
数量的に人間を判断せざるを得ない
可能なプログラムの登場が
生きるために必要な要素をひっくり返してる
じゃあ普通の人はどうなるか
時代の変化に追いつけなかった人はどうなるか
新しい介助システムが必要なんだろうか
そもそもそうならない
10人中10人かそこそこ好きな人
それが可能とさせる村的措置が必要なんだろうか
見えない未来を想像する
それに対応する、破壊することが
難しいことであるが
今求められる力だということは
変革期に生きる自分にとって
課せられた課題だとは間違いなく感じている